台湾の風

夏の日差しが眩しい 六月三十日からの十二日間。
知人が海外非営利活動法人と共催で、台湾・上海・香港から十九名の ボランティアを受け入れました。
里山(竹林)を整備して、伐採した材料で炭焼きの経験をしてもらうという国際ワークキャンプです。
十二日間の十日間は公の宿泊所泊まり、残り二日間は 何件かのホームスティ先で 新潟の生活を体験してもらう。

我が家族誰一人 語学が堪能なものはいないので
ホームステイの話が 舞い込んでくるとは思いもしませんでした。
ところが 急遽一件のホームスティ先キャンセル。
七月五・六日の二日間、我が家に 台湾から
メギーさんとケリーさんが(英語名以後敬称略)訪ねてくることになったのです。
十日たった今 二人は 台湾からの爽風・南風だったと 懐かしく思い出します。

可愛らしい素敵なお嬢さんたち 二人は同僚だそうで
休暇を利用してキャンプに参加したそうです。
台湾の若人は本名のほかに英語名があり 英語を勉強する事は大変意味ある事らしいのです。
留学したり海外旅行は多いと聞きます。皆が行く場所から一歩抜き出た方が面白いのだと 新潟を選んだそうです。
公用語は中国語(北京語)であると聞いていたのですが、
我が家での会話は、英語中心 覚えたての日本語もフル活動。
通訳の知人も付いていてくれたので、
楽しい話に花が咲き、言葉の壁も 不思議に取り払われていく気がしてきたのは
二人のとびっきりの笑顔でした。
一生懸命に聞きとり、質問し答えるというシンプルな姿勢は
ベストな コミュニケーションの力なのだと教えられました。
言葉の次は 食事を心配をしていたのですが 好き嫌いなしで食べてくれました。
日本語で「美味しい!美味しい!」と 嬉し言葉。後片付けも見事に 手伝ってくれました。
初めは 台湾に近い沖縄料理・日本そば・三条のラーメンと
二人の故郷台湾から三条へと距離を 近づけていく作戦にしました。
朝食は、珈琲・トースト・サラダ・果物と我が家の朝食定番。
毎回 食事ごとに写真を撮りまくり 嬉し・楽し食事でした。

「ありがとう!」 は感謝の言葉だと 再確認です。

メギーとケリーの二人の 「ぜったい 来て!来て! 台湾」の言葉に。
海外旅行するなら アジアよりヨーロッパと 私も少々西洋かぶれ?でしたけれど、
台湾に行ってみたくなりました。
グッドの返答しか出来ずの私、まずは英語とばかり 買って読まずの英会話の本を
引っ張り出してきて 今 眺めてます。
風は吹き抜けるだけでなく そおっとなにか 置き土産を置いてくれます。
台湾という地の興味も増しましたが、若人達が自分の興味や勉強をしている姿を微笑ましく思い、
私も 興味や 勉強し続ける事 出来たらいいなぁと思えたのです。

夏本番 台湾の二人に「素敵!」と 言われた日本の暮らしに誇り持ちたいものです。

南風の思い出を 迎え風に 追い風起こして 暑さ乗りきるぞぉ~(笑)

20150707